春の生命

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耳元で大きな羽音がする。

 蜂か虻の類かな?

 そう思って気にも留めなかった。
数メートル先の地面にチョウが 留まったのが見えた。そーと カメラを構える・・・・が、逃げられた!

 チョウやトンボは、一旦逃げてもまた同じような場所に戻ってくることが良くあるので私はカメラを構えたままじっとその場で立っていた。

 やはり来た・・・・また 逃げる・・・さっきからしている耳障りな羽音は一向に止む気配はない!
 数回 繰り返すうちにどうやら羽音の主はチョウであることがわかった。

 一体 そんな羽音をたてるチョウとはどんなチョウなんだろう?そう思いながら撮影をした。

 帰宅後、自宅のモニターで見て初めて気付いたが、羽がボロボロになっていた。ここで初めて羽音の正体がわかった!

 軽いショックのような物があった。羽の先がほとんど無くなって骨とは言わないだろうが、そう団扇の先がボロボロになって骨組みが見えている状態になっていた。
 
   
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 「蝶の気持ち」など もちろんわかるはずも無いが、痛々しい感じがして妙な心持になった。

                    

「また 何故そうなったのか?」
わかるはずも無いこと考える・・・・ただ 傷ついた虫や動物はほとんどの場合その先 生き抜く事はできないだろう!と、言う事はいえると思う。

 もしかしたら寿命なのかもしれないが、こんな羽の蝶は見たことがない・・・・しかも 春先に


 生命であふれかえる春・・・ひっそりと佇む春先の生命であった。


<今回出あった蝶>
 羽の先がボロボロの為はっきりとわからないが、たぶん「ヒオドシチョウ」であると思う。このチョウは、成虫のまま越冬するそうだ!春先に 日光浴をするらしいのだが・・・おそらく私が出会ったのは、そんな一幕だと思う。
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by squeu | 2005-05-01 22:39 | 雑木林


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