君が代を知らない人はいないと思います。
なんだか最近いろいろと言われる方もいるようですが国家は国家です。それはさておき、その歌詞に出てくるさざれ石を見て来ました。
誰も居ませんでした。
まあ、それはそれで好き勝手に写真を撮る身としてはいいのですが、少し寂しいのではという気もいたしました。
とはいえ、私もどうしても見たいと言うよりはなんとなく行って見た程度ではございます。
さて、さざれ石の感想ですが、・・・・・・。
まあ、なんと言うか、私はものの価値がわからないタイプの人間ですので、その良さ的な感じは良く分からず、これがさざれ石か〜!と思いました。
しかし、さざれ石ができる過程は非常に長く、また国歌の通り苔むしてもいました。
ただ、悠久の時流れををこの石に感じ、その中に意義や意味を見出す見識と心の豊さは、本当に素晴らしい才能であると思いました。
君が代自体、元は古今和歌集と言うことなので、少なくとも千年以上前に編纂されています。さらに読まれたのはもう少し前になると思います。
一千年以上前に、この石を見て君が代を読める感性と言うのは、本当に凄いことにだとつくづく思った次第でございます。
また、それを通して一千年以上前の感性を私のような鈍感な人間にも感じる機会を与えてくれている和歌は、文学的な要素や私たちが感じ取れる身近な歴史な意味でも非常に大きなもののように思えます。
一千年以上前の歌を感じる機会がありその歌が長い年月守られている国、そこに住んでいる私は非常に恵まれた環境にいるのだろうとつくづく感じさせられました。
(さざれ石に生えた雑草と桜の花びら)
「日本はいいなぁ〜」
いつの間にかそんな風に感じていました。