パーフェクト ビューティー

 何故 葉っぱを撮ろうと思い始めたのか・・・・・?

そう自分で 聞いてみる。

 その存在自体面白いくもあるのは確かでしょうが、その他に葉っぱの重なりの光や影 葉の色の鮮やかな緑 などが面白い感じたからだったと記憶してます。

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 まあ それが表現できているかは別として・・・・・・笑
真夏の暑い日差しの中で 一瞬の涼を表現したい時 何を撮ろうか?
そう 考えたとき 見上げるとたくさんの葉っぱの重なり合いがあり その重なった部分の光や影の濃淡が私には 涼しげに感じたのを記憶しています。

 考えてみるとこの葉っぱや木の陰には みなさん沢山の思い出があるのではないでしょうか?

 「夏休み」プール帰りに迎えの車を待っているときにいた あの木陰・・・・とか

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 突然の夕立にあった時 一時的に雨宿りした木の下・・・これは影ではありませんが木にたいするイメージ的同意語という事で・・・そして 雨が上がって 重なった葉っぱ越しにみた日差しの眩しさ

 涼を求めて木陰に入ったとき 心のなかを通りすぎたように感じる爽やかな一陣の風

いろいろはあると思いますが そういったものをどうやって写そうかと思ったとき でしょうか。

 森に入ると沢山の葉っぱがあります。そんな事はあたりまでわざわざこうして書いていること自体変なのかもしれませんが・・・・・笑

 去年あたりから そんな葉っぱを捜しているとある事に気が付きます。

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それは、完全な葉っぱが以外に少ない・・・・という事です。
 もちろん 季節と種類よってその度合いは、随分違ってはくるのでしょうが、私が被写体に選ぼうとした 実に当たり前にどこにでもあるような葉っぱたちに限って言えば どれもこれも虫喰いばかりでした。
 最初の頃はそれでもなんとか造型的に完全な形の葉っぱを捜そうとした記憶があります。
結果 そういったものはほとんど見つけることが出来ませんでした。
当初 求めていたものが見つからずに どうしようか・・・・・・?と思いました。

 見上げると虫喰い・・・・・。

みなさんはどう思われるでしょうか?

 たとえば 花 やはりこれについては 変色や形が崩れていないのは大前提で 虫が食べていないのはあたりまえに思います。わたしもずっとそう思っていましたし、それは確かな価値観であると今も思います。
 その公式をそのまま自然の森にある葉っぱに当てはめると、無いんです・・・・・・・。

すこし探すのに疲れ始めた頃・・・・・俺は何を探そうとしているのか?
ふと そんな疑問が湧いてきました・・・・・完全な個体

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本当に完全な個体「パーフェクト ビューティー」が 欲しければ植物園にいくとか ある意味造花(葉)でもいいんじゃないの・・・・と、いう疑問です。

 それと最近はやりの無農薬野菜の事を思い出すと、農薬を使わければ虫が喰うのがあたりまえのような話を聞いた事があります。

 私が探そうとしていたものは、作られた完全なのでしょうか?
健康な葉であれば、虫にとっても栄養満点な訳ですから虫が集まるのが当たり前・・・・・・か?

 そう考えはじめると一体今までなにをとろうとしていたんだろうか?
自分自身にそんな疑問が湧いてきました。

 自然の中に入って、自然を被写体にある意味あるがままのもの・・・・

もちろん完全なものもあればそれはそれで撮ろうと思いますが、今までの拘りの方向性が少し間違いがあるように思えてきました。

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 「虫喰いの葉」

それは ある意味健康の証でありある種の完全さではないだろうか?
ディスプレイとしての完璧なものが、全てではない!自然のあるがままの、本来の姿の美しさや面白さを写し撮る方が自分の方向性にあっているのではないか?

 私は 日頃ショウウィンドウ的な美しさだけを基準にしていたように思います。
そう考えはじめてから 葉っぱをみていると今までとまるで違う生き物に見えてきます。面白い・・・・喰われる葉っぱも面白いですが、それを食べている虫たちもまた面白い存在に感じてきます。
 私たちからはただの葉っぱです。それこそ食料にもならないし 重要性を感じもしない事がほとんどだと思いますが、それを食べて大きくなり卵を産む・・・・虫喰いの葉は、そんな生き物達の生命なのだなぁ。

 そんな風にみていると その虫喰いの葉が可笑しくもあり実に楽しい存在に見えてきます。

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 一体 この穴は誰が食べたのかな・・・・・・?
 
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by squeu | 2005-07-17 22:50 | 雑木林


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